最初に背を向けたのは俺だった。
君といるのが怖くなったんだ。
君が何を考えてるのかわからなかったから…
失ってから気づくこともある。
冷たい君を抱きかかえて呟く。
君を愛せなくてごめん。
君を1人にさせてごめん。
遅くなってごめん。
お願いだから目を開けて。
俺にもう一度笑いかけて。
短編小説もどきを書いてます。
すぐ読み終わる感じで書いてます。
基本的に2話構成。
最初に背を向けたのは俺だった。
君といるのが怖くなったんだ。
君が何を考えてるのかわからなかったから…
失ってから気づくこともある。
冷たい君を抱きかかえて呟く。
君を愛せなくてごめん。
君を1人にさせてごめん。
遅くなってごめん。
お願いだから目を開けて。
俺にもう一度笑いかけて。
最初に背を向けたのは私だった。
その後、分厚く透明な壁を気づかれないように作った。
振り返るとあの人は泣きながら壁を叩いていた。
私はうつむき耳を塞ぎ聞こえない振りをした。
あれからどのくらいたったのだろうか。振り返ると、そこにあの人はいなかった。
遠くで幸せそうに私の知らない誰かと笑いあってるあの人が見えた。
その瞬間言葉にならない感情が瞳からこぼれ落ちた。
もう終わったんだ。
と呟き私は瞼を閉じた
あなたがこちらに近づいてくる気がした。
何か言ってるのだろうか?
私にはもう、何も聞こえない。何も見えない。
ただあなたとずっといたかった。それだけだったんだ。
私はずるい。
あなたを守ってるようであなたに守られてる。
優しい私。強い私。
いろんな私を守ってもらってる。
私のイメージを守ってくれてるあなた。
本当は強くて優しいきみに。弱くずるいわたしに。
どうかそのまま気づかないでいて。