独りの魔女と✖︎✖︎✖︎✖︎
愛してる。
最初にそう言ってきた人は糸でくくりつけた。
だって逃げようとするから。
愛してる。
次にそう言ってきた人は火あぶりにしてあげた。
だって利用しようとするから。
愛してる。
3番目に言ってきた人は毒を持ってあげた。
体が目当てだったから。
幾度となく繰り返される日々。
魔女と苛まれる日々は長らく続いた。
そんなある日、
愛してる。いつものように言ってくるものがいた。
だけど、どうしてだろうか。
こんなにも、胸が高鳴り人を求めるのは。
答えが出ぬまま、気づくと彼は冷たくなっていった。
酷く冷たい雨がポツポツと地面を濡らした。私もすぐ行くね。
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