気ままブログ

短編小説もどきを書いてます。
すぐ読み終わる感じで書いてます。
基本的に2話構成。

気ままブログの新着ブログ記事

  • 手紙〜x side〜

    あの手紙はあなたに届いたのだろうか。 手紙に書かれてる偽りの幸せ。 あなたに会いたい。 今でも私はあなたを思い続けてる。 今日はあなたと私の夢を叶える日。 髪を結い赤い紅を引き純白のドレスを身にまとう。 一刻一刻、針が刻む。 待てども待てどもあなたは現れない。 突如鳴り響く音。 夢の終焉を告げる悪... 続きをみる

  • 手紙。

    届いた名もなき手紙を見て以来君を夢に見る。 笑う顔。泣いた顔。 怒った顔。喜んだ顔。 今君は幸せですか? 笑えてますか? 愛する人は出来ましたか? 届かない言葉は弾けて消える。 このまま僕も弾けて消えようか。 明日は君の晴れ舞台。 晴れますようように。 心にもない祝福を口にし足を離した。

  • 花と蜘蛛と蝶

    咲き誇る色とりどりの花 日陰で咲いてる花の中 宵闇に混じり 艶やかに 花が散り 蝶は舞う 四肢を震わせ 混じり合う刹那 溺れ 溺れ 溺るる 絡めとり離さないのは蜘蛛か蝶か はたまた…

  • ある夜空を翔けた鳥がいた。 飛び方を知らない鳥は、地の底へ堕ちていった。 許されない。そう思いながら。 馬鹿だな。とっくに許してたよ。 冷たく横たわる鳥を見て僕は言った。 大事そうに抱えていた、石を持って僕は消えた。 赤、青、黄、緑、紫、白、黒、桃。 色々な花が咲いた。 あぁ、綺麗だ。まるで君のよ... 続きをみる

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  • 証。

    ポロッ。 体から落ちた桃色の石を拾った。 いつから落ちだしたのだろう。 私にはわからない。 たしか最初は赤い石だった。真っ赤な石。 雨の降ってた夜のことだった。 道端に落ちた石を見て、綺麗だなんて思った気がする。 次は青い石だった。 とても暑い昼過ぎだった気がする。 気付いたらこんなにも体から石が... 続きをみる

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  • 独りの魔女と✖︎✖︎✖︎✖︎

    愛してる。 最初にそう言ってきた人は糸でくくりつけた。 だって逃げようとするから。 愛してる。 次にそう言ってきた人は火あぶりにしてあげた。 だって利用しようとするから。 愛してる。 3番目に言ってきた人は毒を持ってあげた。 体が目当てだったから。 幾度となく繰り返される日々。 魔女と苛まれる日々... 続きをみる

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  • 壊れた人形

    『壊れた人形は、いらない。』 あなたの言葉が耳に刺さる。 あの日から笑わなくなった。 笑顔を浮かべ、相手の欲しがる言動をするただの人形。 それが私。 何が壊れてるのかも私には分からない。 ただわかるのはあなたがいないこと。 寂しいとか辛いとか 楽しいとか嬉しいとか 腹立たしいとか妬ましいとか 好き... 続きをみる

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  • 操り人形。

    君は笑わない。 笑顔を浮かべてはいるが 笑ってはいない。 いつからそんなことを考えたのだろう。 君を見てると、切なくなる。 せめて、俺の前だけでも笑ってほしい。 いつからか、君は笑うようになった。 だけど、いつも悲しそうにしてる。 あれから月日は流れ君は笑わなくなった。笑顔を浮かべるが一切笑わない... 続きをみる

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  • 約束。

    『桃色の花が咲く頃、また会おう。』 約束をしてから幾度となく季節を重ねてきた。 未だ約束は果たせぬまま。 何度も何度も足を運び、あなたを待ち続けた。 来るはずもないあなたを。 あと何度私はこの場所へ足を運べばいいのだろう。 次で最後、次で最後、と毎回考える。 あれからまた幾度となく季節を重ねた。 ... 続きをみる

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  • 臆病な俺と孤独な君

    最初に背を向けたのは俺だった。 君といるのが怖くなったんだ。 君が何を考えてるのかわからなかったから… 失ってから気づくこともある。 冷たい君を抱きかかえて呟く。 君を愛せなくてごめん。 君を1人にさせてごめん。 遅くなってごめん。 お願いだから目を開けて。 俺にもう一度笑いかけて。

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  • 冷たい人と温かい人。

    最初に背を向けたのは私だった。 その後、分厚く透明な壁を気づかれないように作った。 振り返るとあの人は泣きながら壁を叩いていた。 私はうつむき耳を塞ぎ聞こえない振りをした。 あれからどのくらいたったのだろうか。振り返ると、そこにあの人はいなかった。 遠くで幸せそうに私の知らない誰かと笑いあってるあ... 続きをみる

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  • ずるい私と優しいあなた。

    私はずるい。 あなたを守ってるようであなたに守られてる。 優しい私。強い私。 いろんな私を守ってもらってる。 私のイメージを守ってくれてるあなた。 本当は強くて優しいきみに。弱くずるいわたしに。 どうかそのまま気づかないでいて。

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  • 弱い僕と強い君。

    いつも君の背中に隠れてた。 大きい背中。憧れの存在。 時折見せる悲しそうな表情。 震える背中。目をそらしていた。 君に頼ってもらえるくらい優しくなりたい。 本当は弱い君を守りたい。 ただそれだけなんだ。

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