気ままブログ

短編小説もどきを書いてます。
すぐ読み終わる感じで書いてます。
基本的に2話構成。

2017年10月のブログ記事

  • 独りの魔女と✖︎✖︎✖︎✖︎

    愛してる。 最初にそう言ってきた人は糸でくくりつけた。 だって逃げようとするから。 愛してる。 次にそう言ってきた人は火あぶりにしてあげた。 だって利用しようとするから。 愛してる。 3番目に言ってきた人は毒を持ってあげた。 体が目当てだったから。 幾度となく繰り返される日々。 魔女と苛まれる日々... 続きをみる

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  • 壊れた人形

    『壊れた人形は、いらない。』 あなたの言葉が耳に刺さる。 あの日から笑わなくなった。 笑顔を浮かべ、相手の欲しがる言動をするただの人形。 それが私。 何が壊れてるのかも私には分からない。 ただわかるのはあなたがいないこと。 寂しいとか辛いとか 楽しいとか嬉しいとか 腹立たしいとか妬ましいとか 好き... 続きをみる

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  • 操り人形。

    君は笑わない。 笑顔を浮かべてはいるが 笑ってはいない。 いつからそんなことを考えたのだろう。 君を見てると、切なくなる。 せめて、俺の前だけでも笑ってほしい。 いつからか、君は笑うようになった。 だけど、いつも悲しそうにしてる。 あれから月日は流れ君は笑わなくなった。笑顔を浮かべるが一切笑わない... 続きをみる

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  • 約束。

    『桃色の花が咲く頃、また会おう。』 約束をしてから幾度となく季節を重ねてきた。 未だ約束は果たせぬまま。 何度も何度も足を運び、あなたを待ち続けた。 来るはずもないあなたを。 あと何度私はこの場所へ足を運べばいいのだろう。 次で最後、次で最後、と毎回考える。 あれからまた幾度となく季節を重ねた。 ... 続きをみる

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  • 臆病な俺と孤独な君

    最初に背を向けたのは俺だった。 君といるのが怖くなったんだ。 君が何を考えてるのかわからなかったから… 失ってから気づくこともある。 冷たい君を抱きかかえて呟く。 君を愛せなくてごめん。 君を1人にさせてごめん。 遅くなってごめん。 お願いだから目を開けて。 俺にもう一度笑いかけて。

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  • 冷たい人と温かい人。

    最初に背を向けたのは私だった。 その後、分厚く透明な壁を気づかれないように作った。 振り返るとあの人は泣きながら壁を叩いていた。 私はうつむき耳を塞ぎ聞こえない振りをした。 あれからどのくらいたったのだろうか。振り返ると、そこにあの人はいなかった。 遠くで幸せそうに私の知らない誰かと笑いあってるあ... 続きをみる

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  • ずるい私と優しいあなた。

    私はずるい。 あなたを守ってるようであなたに守られてる。 優しい私。強い私。 いろんな私を守ってもらってる。 私のイメージを守ってくれてるあなた。 本当は強くて優しいきみに。弱くずるいわたしに。 どうかそのまま気づかないでいて。

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  • 弱い僕と強い君。

    いつも君の背中に隠れてた。 大きい背中。憧れの存在。 時折見せる悲しそうな表情。 震える背中。目をそらしていた。 君に頼ってもらえるくらい優しくなりたい。 本当は弱い君を守りたい。 ただそれだけなんだ。

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