最初に背を向けたのは俺だった。 君といるのが怖くなったんだ。 君が何を考えてるのかわからなかったから… 失ってから気づくこともある。 冷たい君を抱きかかえて呟く。 君を愛せなくてごめん。 君を1人にさせてごめん。 遅くなってごめん。 お願いだから目を開けて。 俺にもう一度笑いかけて。
短編。2のブログ記事
短編。2(ムラゴンブログ全体)-
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最初に背を向けたのは私だった。 その後、分厚く透明な壁を気づかれないように作った。 振り返るとあの人は泣きながら壁を叩いていた。 私はうつむき耳を塞ぎ聞こえない振りをした。 あれからどのくらいたったのだろうか。振り返ると、そこにあの人はいなかった。 遠くで幸せそうに私の知らない誰かと笑いあってるあ... 続きをみる